ダイエットの歴史を遡る!現在人気の贅肉を燃焼させるあのダイエットも実は昔に流行っていた!?

ダイエット

戦後の貧しい時代を経て、日本は急成長し少しづつ豊かな国になりました。豊かになると人は「美」に興味を持つようになります。一方、豊かになると、人は自分が必要としている以上に食べてしまう生き物らしく、欧米から美味しい食べ物が輸入される中で、食の欧米化が進み、日本は肥満率が伸びました。すると、またまたアメリカから最新のダイエット方法が輸入されてきて、いつしか、ダイエットするために、食べていると思えるくらい、新しいダイエット商品が開発されるようになりました。そんな、ダイエット方法を年代を追って見ていくと、驚くようなダイエット方法や、今話題のダイエット方法がこんな昔から行われていたんだという発見があります。ダイエットの歴史を読み、膨らむような贅肉に悩んでいた人々の努力を見ていきましょう!

1960年代に流行ったダイエット

学生運動が盛んに行われいた1960年代。カラーテレビの放送が開始され、人々の生活が豊かになり始めていた頃です。東海道新幹線が開通し、人々の交通の便が快適になっていた時期です。イギリスでモデルや俳優業を行っていた「ミニスカートの女王ツイッギー」が日本に来日したのもこの時代です。そんな頃に流行っていたダイエット方法です。。

健康サンダルダイエット

健康サンダルでダイエット?ってなりましたが、これは調べてみると意外と納得なダイエット方法でした。贅肉を燃焼させるタイプではないので劇的な効果はないですが、健康的に痩せることができる方法です。

足の裏の「デトックス効果」「基礎代謝を高める」「食欲を抑える」効果のあるツボを押すことでダイエット効果を得られます。

デトックス効果のあるツボ

足裏には腎臓や副腎のツボがあります。赤い枠で囲った部分です。

デトックス効果のある足ツボ

副腎のツボと腎臓のツボは隣り合っていて、左右の足のちょうど真ん中くらいにあります。特に副腎はアドレナリンを分泌する臓器で、脂肪を燃焼させる上で大切なホルモンです。健康サンダルでここが刺激されることで、デトックス効果が高まります。

基礎代謝を高めるツボ

基礎代謝を高めるツボです。

基礎代謝を高める足つぼ

基礎代謝の半分は内蔵で行われますが、その中でも割合が大きいのが肝臓や胃腸です。ここの働きが高まることで消費エネルギーを高める効果があります。胃腸の効果が高まると、食べ物を効率的に消化してくれるので下痢や便秘を防いでくれる効果もあります。

食欲を抑えるツボ

食欲を抑えるツボはこちらです。

食欲を抑える足つぼ

食欲を抑えることで、食べ過ぎを抑えられるので太りにくくなります。

その他のツボ

その他にも疲労回復のツボもあります。人は疲れるとブドウ糖を欲しがりますので、疲労回復することで甘い物の欲求が減り太りにくくなります。

また、むくみを解消してくれるツボなどもあります。

健康サンダルは昔に流行ったダイエットの中では健康的で効果的な方法です。

強力な痩せ薬

当時は、フェンフルラミンが食欲抑制薬、食欲減退薬として、肥満症の治療に医薬品として使用されていましたが、ダイエット目的でこれを飲む人が急増しました。アメリカで1972年に食欲抑制剤として認可され、何百万人もが服用するブームとなった薬品ですが、その後、重い肺高血圧症や心 臓弁の異常を引き起こすことがわかり、FDA(米国食品医薬品局)が97年に回収を指示した薬物です。日本では承認されていない薬です。

その他にもヒロポンと呼ばれる、疲労感を吹き飛ばす薬があり、これは飲めば何日も眠らずに働き続けられる感覚が得られ、満腹感も忘れてしまうで食料を必要としないため自然と痩せていくものでした。

いずれにしても異常な薬なので、絶対にやめましょう!

1970年代に流行ったダイエット

大阪万博が行われ、ビートルズが解散した時代。ゲームなどが普及しはじめ日本にもスペースインベーダーゲームが上陸し、子どもたちの心を高ぶらせていた。アメリカでは家庭用のゲーム機器が開発されていました。家できる健康器具が多く開発されていた。そんな時代に流行ったダイエット方法はこちらです。

スタイリー

1977 – STYLY & STYLY's beach bag

胸を豊かにするスタイリー、足を美しくするスタイリー、ウエストを補足するスタイリー、みんなで楽しくスタイリー、組み立て式ですから簡単に持ち運べる、アメリカで生まれた。というセリフでCMが放送されいたダイエット器具。

値段は2万6000円で当時の価格からするとかなりの高額商品。昭和45年当時 平均月収が3~4万円で カラーテレビは13インチで10万だった時代です。それでも爆発的に売れていたことを考えると、痩せたいという気持ちは年代問わず変わらず強いということなんですね。

ぶら下がり健康器

棒にぶら下がるダイエット機器です。これもすごく原始的な方法ですが多少の効果はある商品だと思います。鉄棒にぶら下がったり、懸垂をすることで肩周りや背中周りの筋肉が付きますので、代謝が高まりダイエット効果があります。筋力が増えたから代謝量が大きく増えるわけではないですが、健康的ではあるのでいいですね。

ルームランナー

その名の通り家の中で走ることができるダイエット機器です。心拍数や消費カロリーなどを算出してくれるハイテクなものではありません。しかも、ベルト式でもなく、単純にその場で足踏みをするような機械だったようです。わざわざ購入する必要があるのかと思いますが、体を動かすことで筋肉がついて代謝を高めたり、消費するカロリーを増やすことができるので、ダイエットの効果は感じる方もいたのではないでしょうか。

紅茶きのこダイエット

これはどこかで見たことがありません?実は流行っているKombuchaとほとんど同じものなんです。この時にすでにブームとなっていたんです。

ただ、食中毒を起こす人が出てしまい、日本では下火になり、数十年鳴りを潜めていましたが、海外では変わらず人気で飲まれ続けていたようです。

紅茶キノコ

微生物を紅茶に漬けて2週間近く発酵させるというダイエット方法です。見た目がキノコのように見えることからこの名がついたようです、デトックス効果もあり、健康的な髪・肌・爪を作り、がん予防、新陳代謝、アルカリ体質改善、免疫の向上などに効き目があるとされています。

モンゴル発祥のダイエット飲料らしいですが、コカ・コーラ社がKombuchaを展開しているオーガニック&ロウ・トレーディング社を買収したらしいです。

1970年代なので約50年近く前に流行ったものが、もう一度ブームになり、ここまで日の目を浴びようになるのは興味深いですね。

まとめ

半世紀前のダイエット方法が今でも人気があることに驚きましたね。とくに、きのこ紅茶ダイエットは、今も勢いがすごいのでダイエットのブームって面白いですね。ヒロポンのような劇物に手を出す人はなかなかいないと思いますが、似たような薬に手を出すような人も中には少なからずいると思うので、時代って繰り返すんだとしみじみ思います。

一旦1970年代までまとめましたが、時間がある時に1980年以降に流行ったダイエットも更新していきます。りんごダイエットやたまごダイエットなどが出てきて、栄養バランスが偏る不健康なダイエットが増えてくる時代でもあります。この辺のダイエット方法も面白いので楽しみにしてください。

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