「二の腕の贅肉を落としたい」「お腹周りに贅肉が落ちなくて」など、贅肉に悩む方は多いと思いです。贅肉ってなぜか全然落ちないんですよね。若いうちは、それでも必死にダイエットしたら少しは落ちてたんですが、歳をとってくると全く落ちない。年齢が重ねると基礎代謝が落ちてしまうことが原因なのはわかっているんですが、なんとかしたい。でも、今から必死に贅肉を落としてなんとか夏までに間に合わせたいですよね。
そんな方向けに、贅肉がつく理由と、その解消方法をお伝えします。
贅肉ってなに?

そもそも贅肉という言葉は公式ではあまり使われていない言葉なんですよね。厚生労働省のサイトなどで検索してみても、贅肉って言葉が使われていなくて、肥満とかメタボとかという言葉はあるんですが、贅肉って言葉は使われていないんですよね。
それもそのはず、贅肉って言葉は昭和の中頃に作られた言葉なんですって。
戦後の貧しさか抜け出し、好きなだけ好きなものを食べれるようになったこと。そこに、高エネルギー、高糖質なジャンクフードなどが普及してきた。摂取するエネルギー量は増えるが、交通インフラが整備されたことで運動量が大きく減ってきた。そんな贅沢な生活をする人々は体に中性脂肪を蓄えるようになっていった。そのことを贅肉と呼ぶらしいです。
そんな生活の変化により、日本人の体も贅肉によってどんどん大型化していきました。
贅肉はなに?と聞かれたら、内蔵や皮下についた中性脂肪という認識で間違いはないですね。
贅肉がつく原因
贅肉が付くには多くく分けて2つの理由があります。①糖質の取り過ぎ②代謝が悪い。
脂肪をつける直接の原因は糖質だけ。脂肪をいくら食べても、そのまま脂肪になることはなく、分解されて、脂肪とは別の物質に変わって吸収されます。
脳や筋肉の一番のエネルギー源である糖質ですが、それが余ってしまうと、筋肉や肝臓の中に蓄えられるが、一定量を超えると、脂肪という形に変わって脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられることになります。
また、贅肉がつくのは糖質を必要以上に摂ってしまうことですが、それを上回るペースでエネルギーを使用すれば贅肉がつくことはありません。そのエネルギー消費を左右するが代謝です。代謝が良いと、エネルギーの消費量が増えるので余分な贅肉がつきにくくなります。
糖質と代謝と贅肉についてはこちらのページでまとめられていますので興味がある方は確認してみてください。
贅肉は病気を招く!?

贅肉がつき過ぎている人は主に2つのタイプに分けられます。「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」。前者の方が生活習慣病を発症するリスクが高くなります。一般的にはメタボと呼ばれています。
贅肉の付き方は人それぞれで、内蔵に付きやすい人もいれば、皮膚の下に付きやすい人もいます。特に内蔵に贅肉が付きやすい人は生活習慣病にかかりやすいです。
肥満は糖尿病や脂質代謝異常症・高血圧・心筋疾患などの生活習慣病を始めとして数多くの疾患のもととなるので、放って置くと大変なことになります。
特に内蔵に贅肉がつきやすいメタボタイプの方は、虚血性心疾患・脳血管疾患などの発症危険度が高くなりがちです。
贅肉がつく原因は糖質と説明しましたが、コロラド第たくデンバー校のリチャード・ジャンソン博士は腎臓病の研究が専門ですが、「ナショナル・ジオグラフィック」誌でこのように述べています。
病気を研究し、その根本原因をたどると、必ずそこに砂糖があります。
なぜ米国人の肥満は加速する一方なのか。その一因は砂糖だと考えています。
贅肉は落とせるの?
贅肉は落とせますが効率よく、贅肉を落とすためには「贅肉が付かないようにする」「ついた贅肉を落とす」この2つ意識する必要があります。
贅肉がつかないようにする
贅肉がつかないようにするには、血糖値をコントロールすることが大切です。血糖値を下がるときに肥満ホルモンと呼ばれる「インスリン」がすい臓から分泌されます。贅肉をつけたくなければ血糖値をコントロールすることが大切。
血糖値をあげない方法
・ゆっくり噛んで食べる
ゆっくりとよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されます。必要以上に食べる必要がなくなりますので、糖質の摂取量も抑えられます。また、ドカ食いの予防になります。
・食事の後に運動する
食事後30分くらいすると血糖値が上がってきますので、その前に10分くらい散歩したり、体を動かすことで、糖質を消費することで血糖値の上昇を抑えることができます。
・ドカ食いはしない
間をあけすぎると空腹感が続き、反動でドカ食いしがち。ドカ食いすると、血糖値が急上昇するので要注意。
・未精製の穀物を食べる
白米や食パンなども血糖値を上げる原因となります。生成されている穀物は腸で糖質の吸収を早めてしまいます。玄米やライ麦パンなど、できる限り生成されていない穀物を食べるようにしましょう。
・野菜から食べる習慣をつける
野菜には食物繊維が豊富に含まれていますが、満腹感を感じることができるのと同時に、糖の吸収を緩やかにすることで、血糖値の上昇を抑えてくれます。
・コヒー飲料・清涼飲料水を控える

コーヒー飲料や清涼飲料水にはたくさんの糖質が含まれていますが、糖質は血糖値を上げて体に脂肪をつけやすくする原因となるものです。しかも、広告などで飲むと健康によいという印象を受けますよね。でも、実際は健康に悪いものがほとんどという認識を持ってください。
コーヒー飲料・清涼飲料水の糖質量の一覧です。
- ジョージアマックスコーヒー 24.5g
- ボス とろけるカフェオレ 44.5g
- スターバックス カフェラテ 17.2g
- ボス カフェオレ 14.8g
- ダイドーブレンド ブレンドコーヒー 13.6g
- ドトール kフェ俺 35.5g
- ジョージア エメラルド マウンテンブレンド 14.4g
- ボス レインボーマウンテンブレンド 12.7g
- ワンダー モーニングショット 12.5g
- ダイドーブレンドデミタス微糖 8.2g
- ジョージア ザ・プレミアム微糖 8.3g
- ウイダーinゼリー・エネルギー 45g
- オロナミンCドリンク 19g
- デカビタC 28.3g
- ウェルチオレンジ100 96g
- ファンタ オレンジ 57.5g
- コカ・コーラ 56.5g
- 三ツ矢サイダー 55g
- カルピスウォーター 55g
- レッドブル 27g
- オレンジーナ 43.6g
- CCレモン 50.5g
- カナダドライ ジンジャエール 45g
- カゴメ 野菜生活100オリジナル 14.8g
- カゴメ 野菜1日これ一本 13.7g
- ポカリスエット 31g
- いろはす もも 26.6g
- アクエリアス 23.5g
贅肉を落とす方法

贅肉を落とすには代謝を高める必要がありますが、代謝を高めるには、運動と腸を温めることが大切です。基礎代謝の20%は筋肉で、50%以上は内蔵と、この2つだけで70%も占める。ここを刺激して上げることで基礎代謝を高めることができる。

運動
冬の脂肪を蓄えやすい体質を変えるには、有酸素運動が効果的です。
ウォーキングやジョギング、水泳のような一定のリズムで行う運動で、筋肉を動かす時に酸素を使用する運動のことを言います。
脂肪を燃焼してくれるだけでなく、血液の循環がよくなり、全身の持久力が高まります。15分くらいから脂肪を燃焼するスイッチが入りますので、30分くらいを目安に運動すると効果的です。
強度としては、心拍数が100〜150くらいになるくらいが良いとされています。
- ウォーキング
- ランニング
- サイクリング
- 水泳
- 水中歩行
春ダイエットの効率を高めたい方は、これらの方法を試してみてください。
生姜で腸の代謝を高める
春になり、基礎代謝が落ちてくると、栄養をうまく燃焼することができず、不要な脂肪がどんどん溜まってしまいます。
また、運動不足により血流が悪くなってしまっているので、栄養が体の隅々まで届かないことでも、体に余計なものが溜まってしまう原因となります。
生姜には基礎代謝を高め、血行を良くする成分が含まれています。
ショウガオールとジンゲロールで春ダイエットをサポート
ショウガオールは胃腸の働きを活性化してくれる効果があります。
胃腸の働きが高まるとお腹の中から熱を作り出してくれるので基礎代謝が上がるんです。
贅肉を落とすための運動方法や腸を温める方法はこちらのページで詳しく紹介しています。
まとめ
贅沢な生活をしているから贅肉がついてしまっているわけですが、贅沢をしているという感覚は麻痺してしまっていて全く感じないですが、贅肉がそれを証明していますね。
贅肉が付かないようにしっかり運動や内蔵をを温め代謝を高めるような生活を送りたいと思います。
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