出会いの春。入学や就職、新入社員、部署異動など、何かと新しい出会いが増えてくるのが春ですね。夏の露出が増える時期までにシェイプアップしたいとか、顔周りについて無駄な贅肉を削ぎ落としたい、体を絞るために脂肪を燃焼させたい!そんな春・夏に向けて、ダイエットをしている女性も多いのではないでしょうか。
時間がある方は、一生懸命運動して、脂肪を燃やスための有酸素運動を行い、体を引き締めることができるかもしれませんが、なかなか時間が作れず、ダイエットを断念しているという方もいらっしゃると思います。今回は、そんな女性におすすめの時短ダイエット方法をお伝えします。ただ、急激に脂肪を燃やせたりするものではないので、減量効果はかなりゆっくりです。
太る原因は糖質
太る原因って実は糖質なんです。
脂肪分をたくさん取り過ぎたら太るとか思っていた方は、糖質が原因だということを覚えてください。ダイエットを必死にやっても、贅肉が落ちにくい方はこのことに気づいていないことが多いです。
糖質とは?
脂肪太りさせる糖質は3大栄養素の一つである、炭水化物を構成する要素の一つ。3大栄養素は体内で熱やエネルギーを生み出す上で欠かせない栄養素のことです。糖質は1gあたり4kcalのエネルギーを持ち、優先的に消費されるエネルギーです。たくさん摂ってしまうとデブになってしまうので注意してください。シェイプアップやダイエットのために運動しても、取りすぎると醜い贅肉がついてしまいます。
不足すると、エネルギー不足による疲労感や集中力の減少が見られ、また、ブドウ糖が必要な脳・神経で供給不足が起こると、意識障害を起こすこともあります。また過剰な場合、エネルギーとして消費されなかった糖質は中性脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病の原因となります。
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炭水化物は糖質と食物繊維でできている
炭水化物を食べると消化吸収されると、エネルギー源となる「糖質」と、人の体に欠かせない栄養素に部分類される6大栄養素の一つ「食物繊維」に分けられます。
糖質の種類
糖質には、単糖類、二糖類、少糖類、多糖類などいくつか種類がありますが、肉づきがよい体をつくってしまうのは、二糖類に分類されるショ糖。これは知らない人はいないと思いますが、砂糖のことです。ブドウ糖と果糖で構成されています。
単糖類はそれ以上分解されない糖類で、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースがあります。少糖類は単糖が2つ以上結びついたもので、多糖類ほどは分子量が大きくないものです。オリゴ糖とも呼ばれますが、定義はややあいまいで、実際には二糖類を含める場合と、3つ以上の糖が結びついたものをさす場合もあります。二糖類にはショ糖(ブドウ糖+果糖)、麦芽糖(ブドウ糖+ブドウ糖)、乳糖(ブドウ糖+ガラクトース)などがあります。多糖類は消化性多糖類と難消化性多糖類に分かれます。消化性多糖類にはでんぷん、グリコーゲンなどがあり、難消化性糖類は食物繊維の仲間となります。
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食物繊維が豊富な食材は糖の吸収スピードを抑える
ご飯やパンなど、主食として食べている穀物系の炭水化物も糖質が含まれます。炭水化物は食物繊維と糖質がくっついたものなので、消化する過程で分解されて、それぞれバラバラにされます。食物繊維が多く含まれている食材は、分解されても糖質の吸収スピードを抑えてくれる効果があるので、太りにくい食材です。
逆に、生成されている穀物である、白米や白いパン、小麦粉などは、吸収がとても早いです。もちろん、砂糖、果糖などは不純物が入っていない糖質の塊ですので、あっという間に吸収されてしまします。
どうして、糖質が太る原因になるのでしょうか。
それは、糖質余りが発生すると、肥満ホルモンと言われているインスリンが分泌されることが関係しています。
肥満ホルモン「インスリン」とは?
糖質を摂ると、健康体の方であればインスリンが分泌されますが、糖質の吸収スピードが高まるとインスリンの分泌スピードも高まります。
甘い食べ物は血糖値を上げる
ケーキやドーナツ、アイスクリームなどの甘い食べ物や、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが削り取られた、白米や小麦粉などの炭水化物を食べると、胃腸から糖質がぐんぐん吸収され、血糖値が上がります。
血糖値が上昇するというのは、血液中の糖質の割合が増えるということです。体を動かすエネルギーとなるので、必須な栄養素ですが、糖質が過剰に分泌され続け、過剰な状態が続くと、血管は糖化が進みます。弾力性がなくなり、詰まりやすくなったり、様々な諸症状を引き起こします。
それらの問題を防ぐために、体は血糖値を下げるインスリンを分泌します。インスリンには血糖値を抑える働きがあるんです。
実はこのことが中性脂肪を体に蓄える原因となっているんです。
インスリンが脂肪を蓄える
血液中に余った糖をインスリンが肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯め込むように働くんです。つまり、血糖値が高いということは余った糖がたくさんあるということですので、どんどん、肝臓や筋肉に蓄えていきます。
グリーコーゲンを蓄えられる量には限界があり、その限界に達するとどうなるか。
インスリンが脂肪細胞に働きかけ、脂肪として蓄えるように誘導するようになるんです。
これが太ってしまう原因なんです。
春ダイエットは血糖値をあげないことから始める
血糖値が上がることが中性脂肪が増えていく原因でした。
なので、春に向けてダイエットをしたい方は血糖値をあげなければ、太ることを食い止めることができます。脂肪を燃焼するまでではないですが、マイナスをゼロに近づけることができます。
血糖値をあげない方法はすっごく簡単です。
炭水化物を一番最後に食べて、食後1時間以内に10分歩く。
タンパク質、野菜、炭水化物、糖質などを食べるときは、炭水化物や糖質を一番最後に食べるようにすることで、血糖値の上昇が抑えられます。
そのことでインスリンの分泌を抑えることができるんです。
ある実験によると、最初に炭水化物を食べた時に比べ、血糖値の上昇を53%抑えられ、インスリン分泌も25%低下したというデータもあります
食事の順番で血糖値の上昇を抑え、その後、10分間だけ歩くと、血中の血糖値が消費されるので、さらに、インスリンの分泌を抑えられるんです。
たったこれだけです。
すぐにでも始められるので、今日から炭水化物を最後に食べて、10分だけ歩くようにしましょう!
生姜で血糖値の上昇を抑える
もし、食事の中に生姜を加えることができるのであれば、生姜を食べるようにしましょう。
生姜に含まれているジンゲロールには、血糖値を抑える効果があります。
どこのスーパーでも売っていますし、すっごく手軽に手に入ります。
刻んだりして、料理に加えてあげるだけで、血糖値が抑えてくれるので、春に向けてダイエットをしている女性におすすめです!
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