贅肉に関わる噂を徹底検証!贅肉の秘密にお答えします。

運動でダイエット

鏡を見ると、余分なお肉がお腹まわりについていたり、背中にぶよぶよと贅肉がついたり、目にすると気持ちを落ち込ませる憎き贅肉。春は露出が多くなる夏までに準備できる最後の季節。夏までに肉づきの良くなった体を何とかしたいと願っている方も多いと思います。ただ、美味しい食べ物に囲まれた生活をしていると、ついつい、ダイエットのことを忘れて食べてしまいがち。食べた分を運動で脂肪を燃焼させようとしてもサボってしまう。今年こそはと決心しても何度なく諦めて来たので私もその気持ちよくわかります。そんな贅肉に関して質問を目にすることが多いので、今回はよくある質問をまとめました。

贅肉とは?

贅肉は、体についた余分な脂肪のこと。脂肪は主に「内蔵脂肪」「皮下脂肪」の2つに分類されます。妊娠をする女性は男性より皮下脂肪がつきやすい体質となっています。脂肪と贅肉が示しているものは同じですが、贅肉が使われる場合には、贅沢な生活をしてついた、だらしない脂肪という意味合いがあり、少し皮肉を込めた使い方で使用されることが多いようです。

贅肉という言葉は、欧米の食生活にシフトし始めた、昭和中頃から使わえるようになった言葉。交通機関が充実したことにより、移動が便利になった社会で慢性的な運動不足に陥り、さらに、世の中に食べ物が溢れ、より美味しいもの、高糖質なものへと、人々の食生活が変わっていくなかで、生まれてきました。

現代は昔と比べて低カロリー、低糖質な生活

昔の人は健康だった、運動量が多かった、体にいいものを食べていた、この手の言葉ってよく聞きますよね。欧米の生活が入ってきてから太るようになった。これは本当そうなのでしょうか?

面白いデータが厚生労働省から発表されていました。

1950年(昭和25年)、1970年(昭和45年)、1990年(平成2年)、2010年(平成22年)の摂取カロリーや糖質量、その他エネルギーを比較したデータです。

摂取カロリーの推移

  • 1950年(昭和25年)・・・2098kcal
  • 1970年(昭和45年)・・・2210kcal
  • 1990年(平成2年)・・・2026kcal
  • 2010年(平成22年)・・・1849kcal

実は年々摂取カロリーは少なくなっているというデータがあるんです。

摂取している炭水化物の推移

  • 1950年(昭和25年)・・・418g
  • 1970年(昭和45年)・・・368g
  • 1990年(平成2年)・・・287g
  • 2010年(平成22年)・・・258g

摂取している炭水化物も年々少なくなっています。

参考資料:厚生労働省 日本人の栄養・健康状態の変遷について

現代人に肥満の人が多く、贅肉がつきすぎている人が多い原因は、運動不足なのかもしれないですね。

贅肉は落とせますか?

はい、贅肉は落とせます。贅肉は白色脂肪細胞に蓄積された中性脂肪のことです。中性脂肪はホルモンの作用で分解され、細胞内で活動しているミトコンドリアが燃焼してくれます。アドレナリンなどの脂肪動員ホルモンを分泌させることで、リパーゼが分泌され、贅肉をグリセリンと脂肪酸に分解してくれます。分解された脂肪酸は血液を循環し、褐色脂肪細胞などに存在するミトコンドリアまで運ばれ燃焼され消滅します。

贅肉は筋肉に変わりますか?

贅肉が筋肉に変わることはありません。贅肉は白色脂肪細胞が大きくなったり、増力することで増えていきます。筋肉は筋細胞のことですので、全く別物ですので、贅肉が筋肉に変わることはありません。贅肉はインスリンの働きにより、脂肪細胞に取り込まれた糖質が変化してものです。筋肉はタンパク質を元に作られます。

筋肉は使わないと贅肉に変わりますか?

先程の質問と同じように、筋肉と贅肉は異なるものです。筋肉を使わなければ衰え縮んでいきますが脂肪に変わることはありません。筋肉が贅肉になることはありませんが、特定の部分の筋肉が衰えることにより、特定の部分の代謝が落ちることで贅肉が付きやすくなることはあります。

筋肉と贅肉ってどっちが重いの?

贅肉の方が重いです。贅肉と筋肉を同じ体積にした場合、筋肉の方が約1.2倍重いです。とうぜん、同じ体重であれば、体脂肪率が高い人の方が体積が大きいことになりますので、広がった印象を与えます。

こちらのサイトの説明が少し難しいですが参考になりました。

特定部分の贅肉だけを落とすことができますか?

部分痩せはできません。太りやすい部分は遺伝により決まっていることが多いです。内蔵についた贅肉だけは先に燃焼されるので、お腹がぽっこりと気になる方は、お腹だけを痩せることはできることはあります。

贅肉を減らすためには、食事制限、運動、どっちが一番効果的?

どちらも違います。贅肉を減らすために重要なのは血糖値のコントロールです。血糖値が急上昇したときに、肥満ホルモンであるインスリンが分泌され、脂肪細胞内に中性脂肪を蓄えるので贅肉がついてしまいます。贅肉をつかなくするためには血糖値が上がりにくい食事をしてください。血糖値を抑えるために低GI食品を食べるようにしましょう。一度ついてしまった贅肉を減らすには運動が大切です。

筋肉をつけないで、贅肉を減らしたい

贅肉を減らすためには、前述の質問のとおり 血糖値のコントロールが重要です。血糖値が上がらない食事を意識することでやせることはできます。また、贅肉を燃焼する上で代謝が非常に大切です。基礎代謝の半分以上は内蔵が行っていますので、内臓の働きを高めると良いです。生姜含まれるとジンゲロールは腸の働きを活性化してくれることで、内臓を温め、代謝を高めてくれます。

贅肉はもみほぐすことで燃焼しますか?

贅肉はもみほぐしても燃焼しません。ただ、ふくらはぎや太ももをマッサージすることで、足がスリムになることはあります。それは、溜まった水分やリンパが滞ることでむくみを起こしている場合にマッサージすることでそれらが流れていくことでスリムになります。実際にお腹まわりや太ももなどをマッサージすることで、数センチのサイズダウンが起こることもあるようです。

贅肉を落とし切るのに必要な日数は?

人によりですが、短くても3ヶ月かかると考えてください。贅肉をつきにくくし、ついた贅肉を落とす必要があります。贅肉をつきにくくするためには基礎代謝を高める必要があります。生姜などを食べ続けることで体質が変化し、基礎代謝が少しづつ高まっていきます。また、贅肉を落とすためにも、脂肪が燃焼しやすくすることで効率よく脂肪が燃焼されます。そのためには継続した運動が大切です。

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